ソフトの説明にぜひ欲しいと思うのが、「このソフトにない機能一覧」だ。そもそも「~がない」ということの説明は難しい。通常の発想として「あるもの」を書くのが普通だし、「ないもの」を全部書いていたら膨大で冗長なリストになるだろう。
にもかかわらず、「ないもの」リストが欲しい場合があるのも事実だ。

わかりやすい例で言えば、上位版と廉価版の機能比較一覧。あれは一種の「ないもの」リストだ。廉価版のソフトから見れば、どの機能が「ない」のかよくわかる。分かれば悩まないで済む。欲しい機能なら上位版を買う。買う予算がなければ諦める。至って簡単だ。

ソフトの操作を極めようとすると、ない情報を探すためにひどく時間を浪費してしまう。たとえば「MicrosoftPublisherではフッターに総ページ数を入力することはできない(Excelではできるのに!)」「CorelDraw Essentials3では差込印刷をすることはできない(メニューに差込印刷の項目はあるのに!)」などだ。

こういう機能は「実装されているはず」という思い込みがあるので、自分が見落としているのだと思って必死で調べてしまう。ヘルプ→公式サイト→インターネットと探し回って、「ない」とはっきりすればまだ幸運。決定打が見つからない時は永遠に悶え苦しむことになる。あの機能は実装されていないのか、それとも私が見逃しているのか?

書籍でも「ない機能」を教えてくれるものはあまりない。「ありそうだけど実装されてない機能リスト」を付けたら、けっこう役に立つと思うな。

まぁメーカーにしてみたら体裁が悪いんだろうけれど。でもかっこつけてる場合じゃないだろう?